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| 株式会社アイレンタル 代表取締役
重道泰造 |
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| ― レンタル事業の近況を教えてください |
| レンタル部門ではトラベルグッズ、ベビー用品、病院向けレンタルシステム、法人向け携帯電話がありますが、メーンはトラベルグッズのスーツケースです。現在、提携している旅行代理店は北海道と沖縄県を除き全国に約1000店舗あり、それらが窓口となり、年間3万〜4万人の方に利用していただいています。
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| ― デフレの中でスーツケースも随分と低価格化していますが、影響は? |
販売価格1万円程度の廉価品も出ていますが、スーツケースは一生のうちに数回しか使わないという人にとって、購入すると普段は場所を取ってじゃまになります。必要なときだけ借りた方が効率的と考える人が多く、そういう意味ではニッチなマーケットですが、堅い市場でもあるのです。
業界全体で見ればデフレの影響もあり、確かにフェードアウトしている状況はあります。しかし当社にとっては、むしろ好機ととらえました。
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| ― 縮小ぎみの市場で、どこに勝機を見出しましたか? |
マスマーケットとは違うニッチマーケットでは、強みさえ持てば中小企業なりのチャンスがあります。
具体的には、まず、物流インフラを利用しました。宅配便がこれだけ普及していますから、お客さまに店舗まで大きなスーツケースを取りに来ていただく必要はありません。旅行代理店もすでに全国に網羅されていて、自前で拠点を設けるリスクもありません。さらに宅配業者については、ドライバーの接遇でも業界トップと判断したヤマト運輸鰍ノ委託し、お客さまの満足度を高めています。
スーツケース自体は品質も追求し、同じくトップブランドを製造するエース鰍ニ提携。アイ.レンタルとの共同開発によるオリジナルを生み出すまでに至っています。廉価品とは価格差がありますが、セキュリティ面などを含めて、その理由を理解していただいていると感じます。
そして、対応力。今年7月に開設した本社近隣の配送センターに、常時5000本余りのスーツケースを完備。修学旅行など教育旅行にもまとまった供給ができます。全国トップレベルの規模だと自負していますし、他社にOEM供給しているものもあります。 |
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| ― レンタル事業の次の目標はありますか? |
スーツケースはいわば石油の塊。地球環境のために、社会全体で共有する仲立ちがわれわれの役目だと思います。所有欲のある人は別として、選択肢の一つとしてレンタルをもっと認知していただきたいですね。年間の日本人渡航者は1600万人とも1700万人とも言われていますが、当社の利用は3、4万人程度。まだまだ啓蒙する余地はたくさんあります。
レンタルに加えて、来年からはリペア事業、スーツケースの修理も行っていく計画です。特殊車両の板金を行っている地場企業で地域を越えて活躍していらっしゃる会社と、提携の話を進めているところです。 |
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| ― もう一つの事業柱、保育サービスに進出したきっかけは? |
周知の通り、旅行業界はテロや鳥インフルエンザの直撃を受け、一時は旅行用品のレンタルがほとんどゼロに落ち込んだ経験が教訓となりました。外事に関係ない、既存の事業とは違う柱を設ける必要性を感じ、保育サービスを始めました。少子化の中で、子どもを産みやすい環境づくりに貢献したいという思いで、環境保全と同じように、社会に役立つ企業を念頭に置いた事業です。
保育サービスを開始して約6年になりますが、現在の事業比率はレンタル70%に対して保育30%となっています。
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| ― 保育サービスの現在の状況と、今後の計画は? |
| 企業や病院内に保育施設を6ヵ所運営しています。来年、島根などに4、5ヵ所を新設する予定です。少子化対策の次世代法など、追い風がありますね。 |
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